
中古マンションを買ったら内窓は「入居前」が正解|福岡の費用・段取り・補助金
WRITER

藤川 剛史
環境省認定うちエコ診断士
断熱気密一筋で、自ら数多くの現場施工に携わってきた断熱のプロ。断熱リフォーム専門店ならではの確実な技術で、お家の温熱環境を根本から改善します。
「真心込めた提案で、お客様の生活を豊かにする」を第一のポリシーとし、既存住宅の断熱リフォームを通して地球環境問題の改善にも取り組んでいます。
「中古マンションを買うことにした。内装はきれいだけど、窓が古くて冬が心配」「引っ越してから内窓を付けるつもりだったけど、いつやるのが正解?」——福岡市内で中古マンションを購入された方から、このようなご相談をいただきます。
結論から言うと、内窓は引き渡し後・入居前の「空室のうち」に付けるのが一番ラクで、一番安く済みます。家具がない状態なら養生も移動も不要で、1日で全窓が終わります。暮らし始めた日から結露と寒さの心配がありません。
この記事では、内見のときに窓のどこを見ればいいか、契約から入居までのどのタイミングで何をするか、福岡の中古マンションでの費用目安と補助金の申請タイミングをまとめます。
なぜ「入居前」がベストなのか
内窓工事そのものは、住みながらでも1窓30分〜1時間で終わります。ただ、入居前の空室で施工すると、次の点で明らかに有利です。
家具の移動・養生がゼロ:窓の前にベッドやソファがあると、動かして養生する手間が出ます。空室なら作業効率が上がり、全窓でも半日〜1日で終わります
カーテンレール・ブラインドと干渉しない:内窓を付けてからカーテンレールの位置を決められます。先にカーテンを付けてしまうと、内窓と当たって付け直しになることがあります
引っ越し当日から快適:初日から結露に悩まされたり、「やっぱり寒い」と後悔したりせずに済みます
他の工事と同時に済む:クロス・床・水回りのリフォームをする場合は、その工程に組み込めます
「引っ越して落ち着いてから考えよう」と思っていると、家具を入れた後は面倒になり、結局最初の冬を寒いまま過ごすことになりがちです。

内見のときに見ておきたい窓のチェックポイント
購入前の内見で、次の4点を見ておくと、内窓が付けられるか・どのくらい効果があるかの見当がつきます。
① サッシの種類 アルミサッシ+一枚ガラス(単板)なら、内窓の効果は最大です。築20年以上のマンションはほぼこのタイプ。アルミサッシ+複層ガラスでも、内窓を付ける効果は十分あります。
② 窓枠の奥行き 窓の室内側の木枠(または樹脂枠)の奥行きをメジャーで測ってみてください。70mm以上あれば従来型の内窓が付きます。47mm程度しかなくても、YKK APの「ウチリモ」なら追加の枠なしで付けられるケースが増えました(ウチリモの記事)。RC造のマンションは枠が浅いことが多いので、ここは要チェックです。
③ 北側の窓の結露跡 北側の寝室や廊下の窓枠に黒いカビ跡や塗装の剥がれがあれば、結露が激しかった証拠です。内窓で大きく改善しますが、既存の窓枠の傷みがひどい場合は補修が必要になることがあります。
④ 窓の位置と数 内窓は窓の数で費用が決まります。2LDK〜3LDKの一般的なマンションで4〜6窓が目安です。バルコニー側の大きな掃き出し窓と、北側の小さめの窓、それぞれ何箇所あるかを数えておいてください。


契約〜入居のタイムライン:内窓をどこに入れるか
一般的な中古マンション購入の流れに、内窓工事を組み込むとこうなります。
時期 | 購入の流れ | 内窓でやること |
|---|---|---|
内見 | 物件を見る | 窓の種類・枠の奥行き・結露跡を確認 |
契約〜ローン審査 | 売買契約、ローン本審査 | 当店にご相談・概算見積もり(図面と窓の写真で可能) |
引き渡し前 | 決済の準備 | 管理組合へ工事の届出を確認(後述) |
引き渡し直後 | 鍵の受け取り | 現地調査・正式採寸 → 発注 |
引き渡し後2〜3週間 | 内装工事・引っ越し準備 | 内窓が製作されるのを待つ |
入居前 | 家具搬入の前 | 内窓取り付け(半日〜1日) |
入居 | 引っ越し | 補助金申請は当店が手続き |
ポイントは、正式な採寸は引き渡し後にしかできない(売主の所有物なので)ことと、製作に2〜3週間かかること。引き渡しから入居まで1ヶ月以上あれば、余裕を持って入居前に完了できます。引き渡しと入居が同時の場合は、入居後の週末に半日で施工します。

リノベ会社にまとめて頼む?内窓専門店に分ける?
クロスや水回りのリフォームをする場合、「内窓もリノベ会社にまとめて頼む」のは自然な選択です。ただ、次の点は比較しておく価値があります。
費用:リノベ会社が内窓を外注する場合、中間マージンが乗ります。内窓だけを専門店に分けると、同じ商品で1〜2割安くなることがあります
補助金の対応:先進的窓リノベ2026は登録事業者しか申請できません。リノベ会社が登録していないと、補助金が使えないことがあります
提案の中身:内窓を「オプション」として扱う会社と、断熱を主軸にする会社では、ガラスの選び方や窓の優先順位の提案が変わります
「工程の管理が面倒だから一社にまとめたい」という判断も正しいです。その場合は、見積もりに商品名・ガラス種別・補助金の有無が書かれているかだけ確認してください。
当店は内窓のみのご依頼でも、他社の内装工事と工程を調整してお伺いします。
福岡の中古マンションでの費用目安と工期
間取り | 窓の数の目安 | 費用の目安(補助金前) |
|---|---|---|
1LDK〜2LDK | 3〜4窓 | 15万〜30万円 |
3LDK | 5〜6窓 | 30万〜45万円 |
4LDK | 7〜8窓 | 45万〜80万円 |
※Low-E複層ガラス仕様(補助金対象)を想定。ふかし枠が必要な窓は1窓あたり1〜2万円加算。
工期は空室なら半日〜1日で全窓完了します。
先進的窓リノベ2026の集合住宅向け補助額は、内窓(Sグレード)で小窓24,000円・中37,000円・大57,000円・特大83,000円。3LDKでバルコニー側の掃き出し窓(大)2箇所+その他の窓(中・小)4箇所なら、補助額は概ね17万〜20万円になり、実質負担は30万〜50万円台に収まるケースが多いです。

管理組合への確認と補助金
管理組合 分譲マンションの窓は共用部分ですが、内窓は室内側に取り付ける専有部分の工事として認められるのが一般的です。ただし、管理規約で「専有部分の修繕の届出」が求められることが多いので、引き渡し前に管理会社へ「内窓を設置したいが、届出は必要か」と一言確認しておくとスムーズです。防火設備に指定された窓など、例外的に付けられないケースの詳細はマンションでも内窓はつけられる?福岡の管理規約・費用・補助金の実際にまとめています。
補助金の申請タイミング 先進的窓リノベ2026は、工事請負契約の後に着手した工事が対象で、申請は当店が行います。購入と同時期に工事をする場合、「物件の引き渡し前に契約・着手」はできませんので、契約は引き渡し後になります。工事完了期限は2026年12月31日ですが、予算の消化状況で前倒しになる可能性があります。年内に引き渡しを控えている方は、早めにご相談ください。
補助金全般については福岡市の断熱リフォーム補助金まとめをご覧ください。
まとめ
内窓は「引き渡し後・入居前の空室のうち」がベスト。養生ゼロ・半日で全窓・初日から快適
内見では、サッシの種類・窓枠の奥行き・北側の結露跡・窓の数を見ておく
正式採寸は引き渡し後。製作に2〜3週間かかるので、引き渡し前に相談を始めておく
福岡の3LDKで30万〜45万円、補助金適用後は20万〜30万円台が目安
管理組合への届出と、補助金の登録事業者かどうかを確認
「まだ契約前だけど、この物件に内窓が付くか知りたい」という段階でも構いません。図面と窓の写真をLINEでお送りいただければ、概算の可否と費用をお伝えします。断熱リフォームのミライ福岡は福岡市中央区に拠点があり、福岡市内・近郊のマンションに対応しています。
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藤川 剛史
環境省認定うちエコ診断士
断熱気密一筋で、自ら数多くの現場施工に携わってきた断熱のプロ。断熱リフォーム専門店ならではの確実な技術で、お家の温熱環境を根本から改善します。
「真心込めた提案で、お客様の生活を豊かにする」を第一のポリシーとし、既存住宅の断熱リフォームを通して地球環境問題の改善にも取り組んでいます。
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